アフィリエイト、Google Adsense収益性が高いのはどっち?
公開日:2020年11月25日
ネット広告での主要な収益化方法といえば、アフィリエイト、Google Adsenseが定番です。今回は、アフィリエイトとGoogle Adsenseのどちらが収益性が高いのか、どこが違うのかを検証します。
サイトの方向性が異なるアフィリエイトとGoogle Adsense
アフィリエイトとGoogle Adsenseを比較する際は、「どちらが稼げるのか?」という文脈で比較されることが多いですが、どちらが稼げるかはサイトのジャンルや運営方針によって異なります。
「ユーザーに伝えたいことがある」というメディア・アプリとしての運営方針を重視するのであれば、広告主の要望に応えなくてはならないアフィリエイトは親和性があまり高くありませんので、必然的に収益源はGoogle Adsenseのようなアドネットワークを利用するか、自社で営業して広告を取得することになります。
一方で、「とにかく稼ぎたい」という場合は、広告主の商品に関連してサイトを運営するアフィリエイトの方が収益性が高いため収益が高くなります。キーワードのマッチとCTRを意識すれば、同じPVでもGoogle Adsenseの30倍近い収益をあげることも可能です。
数字で比較するアフィリエイトとGoogle Adsense
アフィリエイトとGoogle Adsenseでどれくらい収益が違うのか、実例を出して数字で見てみましょう。
PVあたり、クリックあたりの収益はアフィリエイトの方が有利
アフィリエイトの場合、商品やサービスを狙い撃ちページ・サイトを作成して広告主に送客するため、クリック率・CVRが高くなり、PV・クリックあたりの収益性が高くなり。
一方、Google Adsenseは「どんな広告が出るかわからない」わけですから、PVあたり、クリックあたりの収益はアフィリエイトの方が高くなります。
例えば、アフィリエイトで1件1,000円の案件なら、クリック率10%・CVR1%でも1000PVで1,000円の収益が上がります。一方で、Google Adsenseは1PVあたりの平均収益は0.1〜0.2円ほどと言われるので、1,000PVで100円にしかなりません。同じ1,000PVでも10倍も差が出ます。
収益の安定性はGoogle Adsense
一方で、Google Adsenseは広告在庫が安定しているので、「広告主がいなくなっても収益が0になる」というケースはほぼありません。しかし、アフィリエイトは広告主が撤退し、代替広告がなければ収益は0になります。
また、アフィリエイトは広告主に依存するため、収益のピークも広告主の売上ピークに同調します。年末年始に強い広告主だったら、12月の収益は100万円でもそのほかの月は1万円しかあげられないかもしれません。
Google Adsenseの場合は、ピーク時期以外になると単価は低くなることはありますが「常に何かしらの広告が出る」ため、PVに変化がなければ基本的には収益は一定になります。一ヶ月で100万円の収益をあげるのは難しいですが、毎月8万円コンスタントに収益をあげることができるのがGoogle Adsenseです。
基本的には同時利用が多い
アフィリエイト主体サイトでも、コンテンツ主体のメディアでも、最近はアフィリエイトとGoogle Adsenseの同時利用がほとんどです。大手であれば、自社営業広告も含めて、3つの広告が混在することも多くなっています。
ただし、アフィリエイトとGoogle Adsenseが混在すると「クリックの食い合い」が起こるため、バナー位置の調整や、ページによってバナーを変えるなど工夫は必要になってきます。