Google Adsenseが推奨する「sellers.jsonファイルに販売者情報を公開」とは?

公開日:2020年10月16日
Google Adsenseで推奨される「sellers.jsonファイルに販売者情報を公開」とは何なのか?設定方法や、設定することのメリット・デメリットを見ていきます。
sellers.jsonとは?
Googleが定めた規格かと思いきや、非営利のインタラクティブ広告業界団体である「Interactive Advertising Bureau Tech Lab」の標準規格です。IABには、
- AOL
- BBC
- マイクロソフト
- ニューヨーク・タイムズ
- ロイター
- ベライゾン
- バイアコム
といった、通信・メディア・IT企業が加入しています。
sellers.jsonは、「不正行為を防止するために、サイト運営者の個人名または会社名を公開して広告の透明性を高めるためのもの」とされています。
Google Adsenseにおけるsellers.json
Google Adsenseにおいては、sellers.jsonファイルを管理するのはGoogleで、パブリッシャー(サイト運営者)が自身のサイトにsellers.jsonをアップする必要はありません。
これは、Google Adsenseでは、広告の役務提供者はGoogleであり、Google Adsenseを掲載するサイト側は、Googleが受託した広告を掲載する場所を提供している形式となっているからと思われます。
試しに、Googleのsellers.jsonファイルで自分の「Google Adsenseのサイト運営者 ID(pub-から始まるID)」を検索すると、すでにリストアップされているはずです。
重要な設定は「is_confidential」
Google Adsenseでは、デフォルトでサイト運営者情報を秘匿する設定になっています。Google Adsenseの管理ページの「アカウント情報」で確認すると、「販売者情報の公開設定」が「機密」になっているはずです。これがsellers.jsonの「is_confidential」にあたります。
ここを「非機密」にすると、「is_confidential」がfalseになり、Google Adsenseの情報がGoogleのsellers.jsonに記載され、公開されます。
販売者情報を非機密にすると公開される情報
Google Adsenseの設定で、販売者情報を「非機密」にすると、下記の情報がGoogleのsellers.jsonに掲載され、全世界から閲覧可能になります。
{{% scroll-table %}}
項目 | 公開される情報 | ||
---|---|---|---|
seller_type | Google Adsenseでは基本的には「PUBLISHER」になる | ||
name | Google Adsenseの「お支払いプロファイル」に登録した名前 | ||
domain | Google Adsenseの「販売者情報の公開設定」に登録したドメイン |
{{% /scroll-table %}}
seller_typeとdomainについては問題がないことがほとんどかと思いますが、nameの部分は、支払い情報には会社名か本名が必要ですので、自分の個人情報を外に出したくない個人の方は、注意が必要です。
販売者情報を公開するメリット
Googleによると収益に影響があるとしていますが、現状ではどこまで大きいかはわかりません。
Google では、サイト運営者の皆様に個人名または会社名を公開し、情報を透明化することをおすすめしています。そうすることにより、広告主が広告枠を確認しやすくなります。情報を透明化しない場合、広告主はお客様の名前を確認できないため、収益に影響する可能性があります。
企業など一般的に名前が公開されている場合は、名前が外に出ることのデメリットはほぼありませんので、公開しても問題ないでしょう。
個人のサイト運営者の場合は、公開するかは慎重に検討しましょう。
Google Adsenseが推奨する「sellers.jsonファイルに販売者情報を公開」とは何かを見てきました。
これまでは、インターネットは匿名を前提としてきましたが、インターネットが普及し利用者が増えたことで、サイト運営者はより透明性を求められるようになってきました。Googleのsellers.jsonへの販売者情報を公開もその流れの一環と言えます。