広告に関する問い合わせページを作るメリット・デメリット
公開日:2020年12月18日
ユーザーから広告に関する意見を聞くことができる「広告に関する問い合わせページ」。作成するメリット・デメリットをまとめました。
広告に関する問い合わせページを作るメリット
ユーザーの広告に対する温度感を知ることができる
サイト運営者にとっては大事な収益源である広告も、ユーザーにとっては必ずしも良いものではありません。その意味では、ユーザーにとってサイトの広告がどのように感じているのかを知るのは大事なことです。
広告に関する問い合わせページを作ることで、
- 広告が不快な場所にないか
- 広告が多すぎないか
などユーザーの広告に対する温度感を知ることができます。
その意味では、定期的に広告枠の近くに「広告に関するご意見」などのアンケートリンクをつけて、気軽に意見を募集できるような工夫があるとより良いかもしれません。
不快な広告を検知できる
Google Adsenseなどの広告ネットワークを利用している場合、ユーザーにどんな広告が表示されているかは、運営者側では100%トラッキング出来ません。
Google Adsenseはカテゴリーごとに表示の制御ができるので、ある程度はコントロールは可能ですが、それでもカテゴリから漏れる場合もあるので100%ではありません。
その意味では、ユーザーから不快な広告を報告してもらうのは、効果的な方法です。
ABテストの判断材料になる
広告レイアウトの変更は、CTRやCVRに大きく影響を及ぼしますが、それがユーザーのためになっているかは、変更時はあくまで運営者側の想定でしかありません。
しかし、ユーザーからの広告への温度感を知らせてもらうことで、より効果的なABテストが実施できます。ABテストは繰り返していくうちに精度が上がっていきますので、常にユーザーの声を聴きながらABテストを実施すれば、よりCTRやCVRを高めることも可能です。
広告に関する問い合わせページを作るデメリット
必ずしも対応できるわけではない
報告してもらった問い合わせが、運営者にとっても不要だと判断したした場合は問題ないですが、収益や契約の問題でどうしても外せない広告もあります。
そうした広告に問い合わせが入ったとしても外せない場合は、ユーザーへの対応が難しいところです。
一つの声の判断が難しい
ネットに限らずですが、クレームを入れる人ほど声が大きいもので、いわゆる「サイレントマジェリティ」がその人と同じように感じているかは判断が難しいところです。
また、サンプル数がたくさん集まらないと適切な判断が出来ないケースもあるため、問い合わせの件数や温度感などを適切に判断する必要があります。
広告に関する問い合わせページを作るメリット・デメリットを見てきました。
中小サイトや個人ブログではあまり広告に関する問い合わせページは作成しないかもしれませんが、ユーザーの声に耳を傾ける一つの方法として、CTRやCVRを改善するための材料として、ぜひ検討してみてください。