Google Adsenseのブロック・コントロールまとめ
公開日:2020年12月16日
Google Adsenseの広告表示を制御できる「ブロック・コントロール」。どのようにブロック・コントロールが出来るのか、どのようなシーンで利用すべきなのかについてまとめました。
ブロック・コントロールは「広告のブロック」
Google Adsenseでは、表示する広告のジャンルを制御する「ブロック・コントロール」という機能があります。Google Adsenseの管理画面で「ブロックのコントロール」というメニューがそれに当たります。
ブロック・コントロールはサイトごとに、
- 広告主の URL
- デリケートなカテゴリ
- 一般カテゴリ
の3つの基準で広告をブロック出来ます。
広告主のURLからブロック
「広告主の URL」は、そのままで表示したくない広告主のURLを指定して広告表示をブロックします。
広告主のURLはGoogle Adsenseの広告をクリックしないとわからないのですが、Google Adsenseではサイト運営者によるクリックは違反行為となり、アカウント停止に繋がる行為なのでやってはいけません。ツールを使ってURLを調べるようにしましょう。
デリケートなカテゴリをブロック
内容的にデリケートなカテゴリに属する広告をブロックする設定です。Google Adsenseでデリケートなカテゴリに指定されているのは下記のカテゴリです。
- ソーシャル カジノゲーム
- ダウンロード可能なユーティリティ
- ビデオゲーム(カジュアル ゲーム、オンライン)
- 一攫千金
- 出会い系
- 医薬品、サプリメント
- 宗教
- 性と生殖に関する健康
- 性に関する内容
- 政治
- 星占い、秘教
- 消費者金融
- 減量
- 美容施術、美容整形
- 誇大広告
- 過度な肌の露出
- アルコール
- ギャンブル、賭博(18 歳以上)
それぞれのカテゴリに属する広告を個別にブロック設定が出来ます。
一般カテゴリのブロック
デリケートなカテゴリに比べてブロックする必要はあまりありませんが、ブロックをしたい場合に利用できます。大きなカテゴリが22個あり、大カテゴリごとに中カテゴリがあるので、かなり細かい設定が可能です。
どのようなケースでブロック・コントロールをするのか?
デリケートなカテゴリを制御したい
一般的なサイトであれば、出会い系や過度な肌の露出などのアダルトなイメージが着くような広告は避けたいところです。そういう場合個別URLではなくカテゴリごとブロックすると簡単です。
逆に、ある程度大人向けのサイトであれば、クリック単価が高いデリケートなカテゴリを解放することで、収益の向上が見込めます。
この辺りは、サイト運営方針との兼ね合いで決めると良いでしょう。
競合企業の広告を非表示にしたい
広告が自動配信であるGoogle Adsenseでは、自社のビジネスと競合する企業の広告が表示されてしまう可能性があります。自社サイトで競合の宣伝をするのはナンセンスですから、ブロックしたいのは当然です。
この場合は、個別URLでブロックするのも良いですし、自社のビジネスのカテゴリが一般カテゴリにある場合は、カテゴリごとブロックするのが良いでしょう。
子供のユーザーが多いサイト
サイトの利用ユーザーの多くが子供である場合は、広告を見たさいに正常な判断ができないため、デリケートなカテゴリをより厳格にコントロールすべきでしょう。
特に、
- ソーシャル カジノゲーム
- ダウンロード可能なユーティリティ
- ビデオゲーム(カジュアル ゲーム、オンライン)
- 星占い、秘教
などの子供が興味を持ってしまいそうなカテゴリは、予めブロックしておいた方がユーザーのためになります。
ユーザーからフィードバック
サイトに固定のユーザーがいる場合は、「この広告が嫌だ」といったフィードバックをもらうことがあります。その場合は、フィードバック内容を加味して個別URLブロックを検討すると良いでしょう。
ユーザーからそうしたフィードバックが欲しい場合は、サイト内に「広告に関する問い合わせ」ページを設置しておくと、よりフィードバックを得やすくなります。
Google Adsenseのブロック・コントロールについて見てきました。
普通に使っている分にはなかなか利用シーンが少ないブロック・コントロールですが、サイトの適正に合わせて設定することで、サイトのイメージやユーザーの満足度向上に繋がります。