個人アカウントを法人化する時のGoogle Adsenseの変更方法を完全解説!
公開日:2021年1月18日
個人で運営していたサイトを法人化すると、報酬受取人を法人にする必要があります。その際に、必要となるGoogle Adsenseの変更方法をまとめました。
法人アカウント用の取得する
まずは法人用のGoogle Adsenseアカウントを取得します。
法人用のアカウントでは別途アカウント審査が必要なので、法人のGoogle Adsense審査を受ける場合は、審査用のサイトが必要です。
なお、個人の時に審査で使ったサイトのまま法人アカウントでも審査を受けることは可能ですが、一部では「重複扱いにされて、アカウント凍結になった」と言う情報もあるので、万全を期すなら別のサイトで審査を受けましょう。
なお、アカウント審査では独自ドメインか、YouTubeやBloggerなどの「ホスト パートナー ウェブサイト」でないと審査を受けることができないので注意しましょう。
なお、アカウントの設定時に、
- 法人の住所
- 法人名義の口座(報酬受取人の認証に必要)
- 法人用Googleアカウント
が必要になるので、必ず事前に用意しておきましょう。また、アカウントの種類を法人にするのを忘れないようにしましょう。
個人アカウントで種類、名義は変更できない
かつては、Google Adsenseのアカウント種類・名義・報酬受取人の変更をGoogleサポートに申請することで、個人アカウントを法人アカウントにしたり、受取人の名義を変更できた時期があったようですが、現在では変更ではなく「法人で新規アカウントを取って、サイトの紐付けを変更する」と言う流れが正しい方法です。
ビジネス用アカウントまたは個人用アカウントとして AdSense アカウントを有効にした後に、アカウントの種類を変更することはできません。アカウントの種類を変更する必要がある場合は、既存の AdSense アカウントのご利用を停止してから、ご希望の種類の新しいアカウントを開設する必要があります。
AdSense アカウントの種類を確認する | Google Adsense
サイトの紐付けを変更する
法人アカウントでGoogle Adsenseのアカウントの審査を通過できたら、法人向けアカウントでサイト追加審査を受けます。
すでに個人向けアカウントで審査を通っていても、再度審査を受ける必要があります。すでにしっかりと収益化が出来ているのであれば、基本的にはすぐに審査に通ることがほとんどですが、サイトに問題があると判断されると審査に落ちることもあります。
サイトの広告設定を変更する
法人アカウントでサイトの審査を通過したら、広告の設定を変更します。
必要なのは、
- 広告コードの差し替え
- ads.txtの変更
の2点です。
ads.txtの変更は見落としがちなので注意しましょう。変更を忘れると、いつまで経っても広告が表示されません。
サイトに紐づけるGoogle Adsenseアカウントを変更したらads.txtも変更しよう
ここまで出来たら、個人Google Adsenseアカウントから法人Google Adsenseアカウントへの変更が完了です。
個人が法人化した時のGoogle Adsenseの変更方法をまとめました。
かつては個人アカウントから法人成りが出来たようですが、昨今のGoogle Adsenseの審査の強化の一環からか、現在はかなり厳しい条件になっています。
実際に法人としてスタートさせてから、「アカウントの審査が通過できなくて、売り上げが法人に移せない」となっては問題ですので、個人事業や副業から法人へ変更を考えている方は、しっかりと計画して移行するようにしてください。