Google Adsenseの自動広告でABテストで出来ることと使いたいケース
ADNOWAトピックス編集部公開日：2020年12月15日
Google Adsenseの自動広告で簡単に無料で使えるABテスト。自動広告で出来ることと、どんなケースで自動広告を試してみるべきなのかをまとめました。
Google Adsenseの自動広告には標準でABテスト機能がある
Google Adsenseの自動広告を長く使っている方は、Google Adsenseから「最適化の提案メール」が届いたことがあるかと思うのでご存知かもしれませんが、Google Adsenseの自動広告には標準でABテスト機能があります。
AdSense でテストを実施する | Google Adsense
Google Adsenseの管理画面から、「最適化 > テスト」とメニューを辿るとテストを作成することができます。
しかも自動広告のABテストは、テストと結果をGoogle Adsenseが自動で行ってくれるので、とても簡単です。
ABテストで出来ること
Google Adsenseの自動広告のABテストは、簡単に言えば「自動広告の設定違いを比較するABテスト」です。
現在の自動広告設定（設定A）に対して、新しい設定（設定B。例えば「モバイル全画面広告」の有無や広告配信数、広告レイアウトなどの違い）を一定割合で両方配信してみて、どちらの方が収益が高いかを比較してくれます。
自動広告の設定さえすればあとはGoogleが自動でやってくれるので、プログラムなどの知識は全く必要ありません。
ABテストを試したケース
収益を高めたい時
あるサイトが、他の管理しているサイトに比べて、
- CTRが低い
- CPCが低い
など収益が明らかに悪い場合は、ABテストで広告の数を増やしたり、モバイル全画面広告を導入したりして、広告を増やすテストが可能です。
収益を維持しつつ広告を減らしたい時
現在のCTR、CPCには満足しているけれども、ユーザーから「広告が多すぎる」という声があったり、ページの離脱率が高過ぎる場合は、広告を減らしたい時があります。
しかし、いきなり広告数を減らすと収益が下がることが目に見えていますので、こうした時にはABテストは非常に便利です。
短期間テストをすることで、収益の減少は最低限に抑えつつ、広告を減らした時のユーザーの反応を見ることができます。
テストをしないでも問題ない気もするが、、、
これらの追加設定はそのまま適用しても基本的には問題ありません。ABテストにした方が「万が一うまくいかなかった際のダメージが少ない」のが大きなメリットです。
Google Adsenseの収益が月間で数千円程度でしたら気にせずに変更してみて構わないかもしれませんが、数万、数十万規模のサイトだと、たった10%の収益減少でも割と大きなダメージになってしまうため、なるべくテストを導入するようにしましょう。
Google Adsenseの自動広告でABテストで出来ることと使いたいケースを見てきました。
自動広告でしか使えないのがデメリットではありますが、逆にここまでの機能があると、Google Adsenseでは自動広告をデフォルトにしたくなるくらいの高機能です。これが無料で簡単に利用出来るのですから、ぜひ一度は使ってみてください。