Google Adsenseの広告を制御しよう
公開日:2020年12月17日
「広告を選べない」というイメージのGoogle Adsenseですがあ、実は広告の配信のブロックや自動広告の設定など、細かい設定を使いこなすことで広告を制御することが可能です。
Google Adsenseで配信される広告を制御する方法
広告のジャンル
Google Adsenseではジャンル指定で広告の配信を許可できます。
ジャンルは一般的なジャンルとデリケートなジャンルに別れていて、サイトやアプリのイメージにそぐわない広告はジャンル指定でオフにすることが出来ます。
特にデリケートなジャンルは賭博や出会い系など一般的にあまり良いイメージを持たれない広告が多いため、制御しておく方が良いでしょう。
広告主のURL
ユーザーや自社のクライアントからの指摘で、特定の広告を止めたい場合にはURLを指定して広告をブロックできます。
ジャンル広告のブロックの場合は、ブロックしたい広告主がどのジャンルかを特定する必要がありますが、個別にブロックする場合は手間にはなりますが、確実に広告の表示を止められるというメリットがあります。
これらの方法はブロックコントロールと呼ばれています。詳しくは下記の記事をどうぞ。
Google Adsenseの自動広告を制御する方法
Google Adsenseの自動広告は、スクリプトタグを挿入するだけで広告ユニットを全自動で配信してくれるため、メンテナンスフリーで使い勝手の良い広告です。
一方で「ここには入れて欲しくない」「このタイプの広告は出さないで欲しい」というケースもあるかと思います。Google Adsenseの自動広告では、そうした細かい設定が管理画面から行えるようになっています。
自動広告の設定変更はサイト全体で適用されるため、一つの設定変更が大きな収益の増減に直結することがあります。増加する場合は良いですが、減少を防ぐためには事前にABテストを実施すると良いでしょう。
Google Adsenseの自動広告でABテストについては下記の記事をどうぞ。
Google Adsenseの自動広告でABテストで出来ることと使いたいケース
広告を制御することのメリット・デメリット
メリット
広告を制御することの最大のメリットは、サイト・アプリにとって広告がマイナスのイメージをもたらさないようにすることです。
ユーザーは広告見るためにサイト・アプリに訪問しているわけではないですから、なるべくユーザーに不快な思いをさせない配慮が、広告収益の増加にも貢献してくれます。
ユーザーにとって不快でない広告配信することで、CTRの改善に繋がる可能性もあります。
デメリット
広告を制御するということは「制限する」ことでもありますから、クリック単価の高い広告主やCTRの高い広告主を除外することにもなりかねません。つまり、制御すれば収益が下がる可能性があるのが最大のデメリットです。
逆にデリケートなジャンルなどを解放することで「不快な広告ばかりのサイト」というイメージを持たれてしまう可能性もあります。
制御することは簡単ですが、こうしたデメリットもあることを覚えておきましょう。
Google Adsenseの広告を制御する方法、メリット・デメリットについて見てきました。
Google Adsenseではユーザーがどんな広告を見ているのかを確認する方法はありません。制御をしたことで発生する影響はあくまでCTRなどの数値やユーザーの声から拾うしかないのが難しいところです。
一種の賭け的な面もありますが、収益増加に貢献もしてくれるGoogle Adsenseの広告制御。しっかりとABテストしつつ、色々とチャレンジしてみてください。