導入前に知っておきたい!Google Adsenseの自動広告のメリット・デメリット
公開日:2020年11月20日
メンテナンスフリーで、知識がなくても広告を最適化できる、Google Adsenseの自動広告。自動広告を導入する前に知っておきたい、メリット・デメリットをまとめました。
Google Adsenseの自動広告のメリット
面倒な広告ユニット配置作業をしないで良い
Google Adsenseでは、広告ユニットをページに配置する作業が必要です。言葉で表すと簡単な作業ですが、
- 広告ユニットを作成する
- ページに挿入する
- 公開する
という作業は地味に面倒な作業ではあります。
自動広告なら、自動広告タグをbodyタグのすぐ下に挿入するだけで、ページの中から、
- 広告を入れられそうなスペースを探して
- そのスペースを最大サイズで利用して
完全自動で広告を挿入します。何も指定しないでGoogle Adsenseが勝手に広告を挿入してくれるので、自動広告タグを一度入れれば広告の作成・管理の作業が永久に不要です。
Googleが勝手に最適化してくれる
Google Adsenseでは広告ユニットとページの最適化が収益アップにおいて非常に大事です。自動広告は、「どこにどんな広告を入れるのがベストなのか」をGoogle側に任せられるため、管理者による広告の管理や最適化は一切不要です。その意味では「Google Adsenseがメンテナンスフリーになる」とも言えます。
広告管理をする必要がないため、その分サイトやアプリの改善などに時間を割くことが出来ます。
Google Adsenseの自動広告のデメリット
ページが見にくくなる
自動広告の使ったことのある方ならわかりますが、ヘッダー、フッターなどのスペースが広いところは、デカデカと横幅いっぱいの広告が挿入されるケースが多くなります。また、CTRが高いということからか、記事中にこれまたデカデカと広告を挿入してきます。
ページによっては画面における広告の占有率が30%以上になるケースもあるので、ページはかなり見にくくなります。人によっては「広告ばかりのサイト」と見られる可能性もあります。
Google Adsenseを採用している大手サイトで自動広告が少ないのは、こうした細かい最適化が出来ないからという理由もありそうです。
必ずしも良いレイアウトとは限らない
Google Adsenseの自動広告を採用したサイトと、どうでないサイトを比較すると、やはり自動広告を採用したサイトの方がCTRもCPCも良い傾向にあります。しかし、それは最適化されているからというものありますが、「広告が目に付く場所に挿入されるから」という理由もあるでしょう。
サイト・アプリの本来の目的はユーピッコマー兄コンテンツを提供することであって、広告を見せることではありません。広告は運営者がユーザーにコンテンツを提供するための収益をあげる手段の一つでしかありません。
「広告ばかりのサイト・アプリ」とユーザーが思ってしまうと、ユーザーの心が離れるのは一瞬ですから、自動広告で広告収益が上がったと喜んでいたらユーザーが離れていったとならないように注意が必要です。
どんなサイト・アプリが自動広告に向いているのか?
では、どんなどんなサイト・アプリで自動広告を使うべきなのでしょうか?
基本的には「中小規模」で「広告最適化コストをかけられない」場合に、自動広告を使うのが良いかと思います。
ある程度の規模のサイト・アプリであれば、広告はクライアント(営業担当)との調整が必要だったり、制約があることがほとんどです。そうした場合「どこに広告が入るかわかならい」自動広告はトラブルの元でしかありません。
また、「広告最適化のノウハウがない、コストをかけられない」けど広告収益はあげたいという管理者は自動広告を使ってみるのはアリでしょう。まずは自動広告で様子を見て、傾向を掴んだら個別調整するというのも一つの手です。
Google Adsenseの自動広告のメリット・デメリットについて見てきました。
メリットもある分デメリットも大きい「諸刃の剣」的な要素があるGoogle Adsenseの自動広告。自身のサービスに合わせて使い分けてみてください。