アフィリエイト広告の収益を安定化させる方法
公開日:2020年11月10日
不安定だと言われるアフィリエイト広告の収益。今回は、アフィリエイト広告の収益がなぜ不安定になるのか、不安定になる要因を解決して収益を安定化させる方法をまとめました。
安定化させるなら「不安定な理由」を理解しよう
アフィリエイト広告をサイトの収益源としているサイトでよく聞かれるのが「収益が安定しない」という声です。アフィリエイト広告の収入が不安定になる要因はいくつかあります。
集客が安定しない
アフィリエイト広告を貼る場合、現在ではPPC広告が打てないことがほとんどですから、サイトへの集客はSEOかSNSがメインになります。
SEOがメインの場合、広告報酬が多いいわゆる「儲かるジャンル」は競合が多く、最近では大手メディアも参入してきているため、集客が安定しません。方で、SNS経由の集客の場合は、自身のSNSでの影響力によって集客数が変動しますし、飽きられるなどでコンテンツが劣化することもあります。
アフィリエイトでは、集客しないことには広告費がもらえませんから、集客が不安定になればそのまま広告費も不安定になります。
広告主の撤退
アフィリエイト広告を掲載するメディア側が月額料金なしの完全無料で利用できますが、アフィリエイト広告主は、多くが月額費用などをASPに支払っています。
そうすると、当然費用対効果が悪いと判断した広告主は撤退していきます。費用対効果とは別に、企業の業績が振るわなかった時に真っ先に切られるのが広告費ですから、その意味でもアフィリエイト広告は広告主が安定しているジャンルではありません。
ジャンル特有による増減
引っ越し、旅行などの季節要因が強いジャンルの場合は、ある特定のシーズンに伸びる傾向があるため、月ごとに見ると当然収益は不安定になります。
そうした季節要因の強いジャンルでなくても、どんなジャンルにはシーズン要因があるため、ジャンルが偏っていると収益は不安定になります。
アフィリエイト広告の安定化対策
集荷客の多角化
言うまでもなく、サイトの収益化において重要なのは集客です。サイトに訪問者がいなければ広告費は稼げません。
その意味でも、集荷客の多角化は今後の必須対策と言えます。SEOやSNSだけでなく、イベント参加やサークルの設立など、今後はリアルも絡めた導線を引く必要が出てくるでしょう。
ジャンル・広告主は分散させる
どんなジャンルにも多少の季節要因がありますので、なるべく違うジャンルの広告を複数掲載するようにするのがベストです。そうすることで、季節要因での増減に強くなり、安定性が増します。
また、同じジャンルでも、ある時いきなり広告主が撤退する可能性があるため、5つ以上の広告主からバランスよく掲載すると良いでしょう。こちらは安定化というよりかは「不安定になるリスクを減らす」対策ですが、収益への影響を考えると必須の対策です。
売上を「ミルフィーユ構造」にする
季節要因の大きいジャンルのサイトを運営しているのであれば、そうしたサイトを複数運営して売上を「ミルフィーユ構造」にします。
春はAサイト、夏はBサイト、秋はCサイト、冬はDサイトといった形で、1年中どこかのサイトがピークするように運営することで、売上構造をミルフィーユのように「重ねたら安定している」状態にします。
この構造にしておくと、どこかで売上が下がった際にも、影響を小さくすることができます。また、売上減少が見込めるのであれば、先んじて対策を打つことも可能です。
常に新しいジャンルに取り組む
アフィリエイト広告専業のメディアがよく行なっていると言われるのがこの方式。特に、今までアフィリエイト広告になかった新しいジャンルだと競合が少ないため、ブルーオーシャンで売上を伸ばせる可能性が高くなります。
また、新しいジャンルの開拓は、「ジャンル・広告主は分散」にもなり「売上のミルフィーユ構造化」にも繋がるため、一石二鳥です。
アフィリエイト広告の収益を安定化させる方法を見てきました。
アフィリエイト広告の収益が不安定であることは事実ですが、しっかりと安定させているメディアも多く存在するため、安定化が出来ないわけではありません。
今回挙げた例はあくまで一例ですが、いろんな方法をトライして自分なりの安定化方法にチャレンジしてみてください。