AMPサイトでGoogle Adsenseのサイト審査を受ける方法
更新日:2020年11月17日公開日:2020年8月4日
AMPサイトでGoogle Adsenseのサイト審査を受ける方法をまとめました。カスタムscriptが許されないAMPページでGoogle Adsenseの審査用scriptをどうすれば良いのかを解説しています。
Google Adsenseは、サイトごとに審査が必要
かつては、アカウントの審査が通過すればどんなサイトにも貼り放題だったGoogle Adsenseですが、現在では、
- サイトごと
- サブドメインごと
に審査が必要になっています。
例えば、サイトのAMPページを別サブドメインから配信している場合は、サブドメインも審査をパスしないとGoogle Adsense広告を表示することができません。
Google Adsenseのサイト審査はheadへのタグ追加が必須
Google Adsenseのサイト審査は、広告を表示する全てのページのHTMLのhead要素にscriptコードを挿入する方式を取っています。一方で、AMPページはカスタムscriptの追加を認めていないため、Google Adsenseのサイト審査用のコードを挿入すると、AMPページエラーになってしまいます。
サイト全体がAMPページになっている場合や、サイトのAMPページを別サブドメインから配信している場合は、AMPページで審査を受けなくてはならないため、この問題に対処する必要があります。
AMPエラーがあってもGoogle Adsenseの審査は通る
筆者がいくつかのフルAMPサイトでGoogle Adsenseの審査を受けた感覚からすると、カスタムscriptによるAMPエラーが出ていても、ページ自体に問題がなければ、審査は通ります。
もし、フルAMPページでGoogle Adsenseの審査が通らないのであれば、別の理由(コンテンツの量や質など)が原因のケースが多いでしょう。
現状では審査中のAMPエラーに回避策はない
scriptの挿入がGoogle Adsenseのサイト審査になっている以上、AMPページエラーになったとしても一旦はscriptコードを入れて審査を通過しなければなりません。AMPページはたとえAMPフレームワークとしてのエラーが出ていたとしても、Webページとしては通常通り動作します。
「Googleキャッシュから配信される」というAMPページのメリットを一旦捨てて、まずは審査を通すことを優先させましょう。
Google Search Consoleの「AMPエラー」は一旦無視しよう
Google Search Consoleにサイトを登録していると、「AMPエラー」というアラートが飛んできてしまいますが、これはあとで「修正処理」を行えば問題ない部分なので、広告審査が終わるまでは無視して構いません。
審査を通ってしまえば、amp-adなどで運用可能
サイト審査時に挿入が必要なscriptコードは、一度審査を通ってしまえば削除して構いません。
AMPページでは、
- amp-ad
- amp-auto-ads
を使って、広告を表示させることが出来ます。
amp-adで挿入したGoogle Adsense広告は、Googleの検索結果などのキャッシュから配信される場合でも有効になります。
AMPサイトでGoogle Adsenseのサイト審査を受ける方法を見てきました。
AMPもGoogle Adsenseも、どちらもGoogleがやっているものなのだからしっかり対応して欲しいところではありますが、現状では「通常ページで審査を通過→AMPページ化」という流れが主流で、フルAMPのサイトはまだGoogle Adsenseから見ればイレギュラーなのかもしれません。
一旦AMPから外れるというデメリットはありますが、1週間ほどの審査を通れば元に戻せるので、「一旦AMPじゃ無くなっても審査だけ受ける」というのが現状の唯一の解決策となります。