アダルト・アフィリエイトに取り組む前に確認しておきたいこと
公開日:2021年2月16日
アダルトアフィリエイトに取り組む前に確認しておきたいことを、法令遵守、運営上のそれぞれのポイントからまとめました。
法令を遵守しよう
著作権法を守ろう
アフィリエイトに限らず、アダルトサイトでは違法なコンテンツ(違法アップロードされた動画など)を掲載するサイトが多くありますが、違法アップロードされた動画を配信することは著作権法違反です。
著作権法違反をしているサイトは、アフィリエイトASPから退会させられる可能性があるだけでなく、著作権は近年罰則が強化されていますので、「他のアダルトサイトもやっているから」と言って違法コンテンツをアップロードすると、刑事罰になる可能性があります。
自サイトで課金をするなら年齢制限と警察署に届出が必要
アフィリエイト広告だけでなく、成年向けサイトで課金をする場合は、「性風俗特殊営業」における「映像送信型性風俗特殊営業」に該当するため、所在都道府県の警察署に届出が必要です。また、青少年保護育成条例に即した年齢制限(18歳未満のアクセスを制限)が必要です。
ただし、純粋なアフィリエイト広告のみ(自サイトでユーザーに課金しない)場合は、届出も年齢認証も不要となっています。
児童ポルノ動画・画像は法令違反
課金の有無に関わらず、児童ポルノ動画・画像を配信することは法令で禁止されています。児童ポルノ動画・画像については、所有だけでも有罪となりますので、絶対に配信してはいけません。
運営上の注意
アダルト禁止サーバーでは公開できない
一般的なレンタルサーバーやVPSなどのサーバーは、アダルトサイトの公開を規約で禁止しています。日本のレンタルサーバー事業者でアダルトサイトをOKとしているのは、カラフルボックスの「アダルトサイト対応プラン」などがあります。
アダルトサイト禁止サーバーでアダルトサイトを公開すると、最悪強制退会されて他のサイトやブログの運営にも影響が出る可能性があるので、サーバー選びは慎重に行いましょう。
なお、一時期は、法令で禁止されているアダルトコンテンツでも、海外サーバーだから大丈夫という情報がありましたが、近年では配信サーバーがどこであろうと運営母体が日本国内であれば日本の法令が適用されますので、注意しましょう。
ユーザー投稿コンテンツに注意しよう
フォーラムなどのユーザー投稿コンテンツを設置する場合は、ユーザーが投稿する内容をしっかりと監視する必要があります。
仮に、ユーザーがフォーラムに児童ポルノに該当する動画などを投稿した場合、投稿者だけでなく運営者にも責任が発生します。その意味では、ユーザー投稿コンテンツはアダルトアフィリエイトをするのであれば閉じておいた方が安心です。
アダルト・アフィリエイトに取り組む前に確認しておきたいことを見てきました。
確実に一定のニーズがあるアダルト・アフィリエイトですが、しっかりと法令遵守をしつつ集客するのはハードルの高いジャンルでもあります。また、法令遵守していない場合刑事罰に課される可能性も高いため、しっかりと事前に調査してから取り組むようにしましょう。