Google AdsenseのCTR改善ポイントを調査する
公開日:2020年11月18日
Google AdsenseのCTR改善する施策を出すために必要なのが「どこが悪いのか」を知ることです。今回は、Google AdsenseのCTR改善ポイント方法をまとめました。
Google AdsenseのCTR改善のポイントは二つ
Google AdsenseのCTRを改善する際のポイントは、大きく分けて
- ページ側の問題
- 広告側の問題
の二つになります。
ページ側のCTRの問題点を調査する
Google AdsenseのCTRがよくない場合、ほとんどのケースはページに問題があります。
サイト同士でのCTRの比較
Google Adsenseを掲載しているサイト同士で比べて、あるサイトのCTRが悪い場合は、ページか広告に問題がある可能性があります。その際は、CTRの良いサイトと「ページ軸、広告軸」で比べて何が悪いのかを調査します。
同じタイプのサイトで同じような広告レイアウトを採用しているのであれば、基本的にはCTRは大きく変化しないことが多いですが、そのような場合は収益への影響が少ないサイトを選んで抜本的に広告レイアウトを変えてテストしてみるのもアリです。
ページ軸でのCTRの比較
Google Adsenseのレポートでは、どのページがどれだけの収益をあげたかは確認できないので、ページ軸で比較する際は、ページに張っている広告ユニットの数値を平均して比較します。
ページ軸での比較は、
- ページの種類(一覧ページと記事ページなど)
- 広告のレイアウト・表示場所
の2つの観点から調査します。そのためにも、広告ユニットはページの種類ごとに分けておきましょう。
広告ユニットがページの種類に別のものになっていれば、CTRを計算して問題のあるページが割り出せます。
広告軸でのCTRの比較
問題のあるページがわかったら、そのページの中でCTRが悪い広告ユニットを探し出します。逆の考えで、「CTRが悪い広告ユニットから、CTRが悪いページを割り出す」というやり方でもOKです。
広告軸でのCTRの比較は、
- 広告種類
- 広告サイズ
- 広告の場所
で比較します
特に、「極端にCTRが低い広告ユニット」はしっかりとチェックしましょう。例えば、CTRが0.01%など極端に低い広告ユニットがあると、結果的にページ全体のCTRが低くなります。極端にCTRが低い広告ユニットを外すことで収益への影響が小さい場合は、外してしまった方がユーザーのためにも、CTRの改善にも繋がります。
広告側のCTRの問題点を調査する
ページに広告が配信されているか
Google Adsenseは広告の在庫が非常に多い広告ネットワークなので、基本的には広告の在庫は豊富です。しかし、サイトのテーマによっては広告主の数が少なく、広告が表示されない場合があります。
Google Adsenseでは広告が配信されているかを「カバレッジ」という数値でレポートで表示できるようになっています。レポートからサイトごとのカバレッジを調査して、極端にカバレッジが低いサイトを調査しましょう。
当然ですが、カバレッジは100%に近いのが理想です。カバレッジが低い場合は表示されないか代替広告が表示されるためCTRは下がります。
極端にカバレッジが低いサイト・広告ユニットがある場合は、広告の種類を変えてみると改善される可能性があります。
Google AdsenseのCTR改善ポイントの調査方法をみてきました。
CTR改善のためには事前の調査が絶対に必要です。CTRにそこまで問題ないように見えても、定期的CTRの問題点をチェックするようにしてGoogle Adsenseの収益をアップさせましょう。