Google Adsenseの関連コンテンツユニットが2022年2月末で終了
公開日:2021年11月25日
2022年2月末で終了が発表されたGoogle Adsenseの関連コンテンツユニットについて、どのように変わるのか、どういった対策が必要なのかをまとめました。
関連コンテンツユニットは「Multiplex 広告」へ
Googleは、2022年3月1日より、関連コンテンツユニットの仕様を改変し、これまでサイト内のおすすめコンテンツの中に広告を表示する仕様を、全て広告だけを表示する仕様に変更すると発表しました。
これにより、関連コンテンツユニットは事実上終了し、既存の関連コンテンツユニットと同じレイアウトのAdsense広告ユニットは「Multiplex 広告」という新しいAdsense広告ユニットになります。
なお、仕様変更に伴うパブリッシャー側の作業は不要としていて、関連コンテンツユニットがそのままMultiplex広告ユニットに置き換わります。
Multiplex広告ユニットの仕様と特徴
Multiplex広告ユニットは、関連コンテンツユニットと同じ方式で、記事一覧のようなスタイルで複数の広告が表示される広告ユニットになります。
また、これまで関連コンテンツユニットは「Google Adsenseが認定したサイトのみ」の配置が可能でしたが、Multiplex広告ユニットは全てのAdsenseパブリッシャーが利用可能です。
関連コンテンツユニットとの違いをまとめると、
{{% scroll-table %}}
/ | 関連コンテンツユニット | Multiplex広告ユニット |
---|---|---|
利用可能パブリッシャー | 認定サイトのみ | 全てのパブリッシャーの全てのサイト |
表示内容 | 表示サイトのコンテンツへのリンクの中に広告 | 全て広告 |
関連コンテンツのみの表示 | 可能 | 不可 |
{{% /scroll-table %}}
スタイル的には関連コンテンツユニットだけど、中身が全て広告になってどんなサイトでも使えるようになったと覚えておけば良いでしょう。
従来の関連コンテンツユニットを表示させたい場合は?
広告ユニットが置き換わってしまうので、関連コンテンツユニットを使い続けることはできません。広告枠として使っていたサイトは問題ないですが、関連コンテンツユニットをページ上のオススメブロックとして使っていた場合は、2022年3月1日からはそうした使い方ができなくなります。
その場合、自作のプログラムとAdsenseのディスプレイ広告ユニットを組みわせて同じような仕組みを作るのがベストでしょう。WordPressなどのCMSを使っている場合は、CMS側のプラグインやテーマでそうした設定を設けているケースもあるので、2022年2月中までにテストをしておきましょう。
プログラムがわからない、仕様変更の予算がないという場合は、外部のツールを使うことで同じようなことができます。